最近は共働きの家庭がかなり多いですよね。出産を終えたママは、育休が明けたら仕事を再開する準備を少しづつはじめます。多くの家庭では共働きの為にも保育園の利用を検討しますよね。
でも、ニュースでは待機児童なんて言葉もよく聞きますし、なんだか保育園を利用するのって大変そう…そもそも保育園って何歳から入れるの?何歳から通わせるのが理想なの?
なんて不安がありますよね。
そこで今回は、保育園はいつから利用できるのか?保育園はどんな風に選ぶべきなのかをご紹介しますので是非ママ、パパ共に参考にしてみて下さい!
保育園は何歳から入れるの?
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そもそも未就学児が通う施設として、保育園と幼稚園がありますがこの2つにはどんな違いがあるんでしょうか?
保育園と幼稚園の違い
・保育園とは?
保育園とはいうものの、正式には「保育所」というそうですね。保護者が働いている等の理由で家庭での保育が受けられない時間がある乳幼児(0歳~小学校入学まで)を対象にしてる施設です。厚生労働省が管轄しています。
・幼稚園とは?
文部科学省が管轄している幼児教育施設です。対象年齢は4歳から6歳の幼児で教育を目的とした学校のような施設になります。近年では3歳のお誕生日を過ぎたら入園できる所が増えています。
保育園では夜遅くまで対応している施設もありますが、幼稚園の場合は9~14時までが一般的ですが
それ以降の時間は預かり保育や延長保育として実地されて大抵の場合17時頃までになるみたいですね。
保育園と幼稚園の違いを見てみると、管轄している所や目的、入園できる年齢が違うようですね。保育園の方が早く子どもを預けられますし、保育時間も長いことから共働きの家庭は保育園を利用するのですね。
※保育園と幼稚園の違いを詳しく解説についてはこちら
→「保育園と幼稚園の違いとは?学力・料金の差ってある?」についての記事リンク
保育園は何歳から利用できるの?
先程0歳から入園できると記載しましたが、保育園へ入園できる年齢はそれぞれの園によって違いがあります。早ければ生後57日から、その後は生後4ヶ月、生後6ヶ月、生後8ヶ月などで定めていたり遅い所だと1歳のお誕生日を迎えてからなんて所もあります。
ですから、お子さんを保育園に預けることを考えているママやパパは「いつから預けよう」と考えるより「近所の保育園では何歳(何ヶ月)から預けられるのかな?」と考えた方が良さそうですね。
入園しやすいのは何歳から?
「産休が明けたら働くから、その数日前から入園させればいいな。」と考える家庭もあると思いますが、ここで気になるのは「待機児童」という言葉。
「待機児童」とは保護者が保育施設に入所申請をしているにも関わらず、保育園に空きがないなどの理由から入所できず、入所待ちしている児童のことをいいます。待機児童問題は深刻で、待機児童の人数が100人を超える市区町村は全国に64ヶ所もあるそうですよ。
こんな現実をみると、何歳(何ヶ月)になったら入所申請しようなんて悠長なこと言わずに入所しやすいタイミングで申請しないと!とおもえますよね。
・1歳児の入園は厳しい?
多くの家庭では、産後休業と育児休業が明けるお子さんの1歳の誕生日を目処に仕事の復帰を考えていることが多いみたいですね。
実際に1歳未満の赤ちゃんは、検診や予防接種も多くありますし、ちょっとしたことですぐに熱も出てしまうので預けようにも預けにくいという現実もあり、ある程度落ち着く1歳まではお家で過ごそうと思えてしまいます。
しかし、市のホームページなどで1歳の保育枠に空きがあるからと油断してはいけません。0歳児から預かっている保育園では、入園している0歳の赤ちゃんが次の年に1歳児の枠として繰り上がってくるので1歳児の入所枠はすぐに埋まってしまうんです。
ですから待機児童として1歳、2歳の幼児は数多く存在しているようですよ。できるだけ赤ちゃんの成長を見守りたいと考えるママやパパは多いと思いますが赤ちゃんが0歳のうちから入所を検討した方がいいかも知れませんね。
保育園に入る理想の時期は何歳から?
・会社の育休の制度を確認しよう
育児介護休業法という法律があり「1歳に満たない子供を養育する労働者は男女問わず希望する期間子供の養育の為に休業できる」と定められています。勤めている会社で特に規定がなければ子供が1歳を迎える前日まで育休をとれますよ。
しかし先程も記しましたが、1歳の保育園入所は地域によってはかなり激戦となります。子供が1歳になっても入所できなければ、1歳6ヶ月まで育休を伸ばせるように申請できるそうなので保育園の入所は1歳、もしくは1歳6ヶ月までにしたほうが良さそうですね。
ただし最近では独自に育休制度を設ける企業もあり、会社によっては最大3年間育休を取得できることもあるのでお勤めの会社で確認するのが1番のおすすめです!
・入園しやすいのは4月から
お子さんのお誕生日にもよりますが年度のかわる4月がもっとも入園しやすいといわれています。もちろんお子さんが1歳になる誕生日にあわせて途中入所する方も多いですし、お子さんの誕生日が2月や3月なら0歳時の4月入所はなかなか厳しいので、必ずしも4月入所にこだわる必要はありませんが
4月は保育園側も受け入れ体制がしっかりとしていますよ。
・4月入所の場合のスケジュール
①前年の秋頃、入所募集情報がでる
②前年の12月頃までに入所希望の申請を保育園や役所で行う(面接が必要な場合もあります。)
③入所が決定すると2月頃に入所決定の通知が届く
④保育園で面接したり、健康診断する
⑤4月1日から入所
・途中入所の場合のスケジュール
①役所などで入所希望の申し込み
②審査や入所日などの調整
③多くの場合月末に内定者に通知がくる
④保育園で面接や健康診断
⑤希望月の1日から入所
0歳や1歳から保育園に入るメリットやデメリット
保育園は0歳から利用できるのですが、0歳や1歳で預けなければ働けないにしても、不安や抵抗感を感じるママやパパもいますよね。中には「小さい子を預けるなんて可哀想」なんて偏見で見てくる人もいます…
しかし、何事にもメリット・デメリットがあるのように保育園に0歳や1歳から預けるメリットだってあるんです!
メリット
・保育のプロが子供たちの発達にあわせた適切な刺激を与えてくれる
・子育てで不安なことを、日頃の我が子の様子を知っている有資格者に相談できる。
・規則正しい生活をおくれる
・子供が集団生活に馴染みやすくなる
・ママやパパの仕事復帰がスムーズにできる
・人のいる環境に慣れるので、人見知りしにくくなる
・小さい頃から同世代と触れ合うことで社会性が身につく
・家庭ではなかなかできない遊びなども経験させてもらえる
・親以外の大人と接する機会ができるのでいい刺激になる
デメリット
メリットがあるのでもちろんデメリットもありますが、入所前にデメリットを知っておけば対策をたてることもできますよね。
・待機児童問題など、産後不安定なママにはストレスがたまる原因となることもある
・朝は保育園に行く準備、帰ってからは夕飯やお風呂などバタバタしてしまう
・母乳育児中の子供を預ける場合はミルクに切り替えたり搾乳する必要がある(搾乳の場合は衛生的にも気をつける必要がある)
・保育園で病気をもらうことがある
・朝子供の熱を測って高ければ預けることはできない
・仕事中でも子供の体調が悪ければ子供を迎えにいかないといけない
・オムツなど個人の持ち物には全て名前を書かないといけない
入園のベストなタイミングは家庭によって様々
例えばお子さんにアレルギーなどがある場合は、入所を拒否される事だってありますし、体が弱く風邪を引きやすい赤ちゃんは保育園に預けた所で熱が上がれば呼び出しがかかるので職場をたびたび早退しないといけないなんて事もあります。
逆に入所は3歳くらいからでもいいかなとママやパパが思っていても、住んでいる場所の近くでお子さんが遊べる場がないのにお子さんの体力は有り余っていてたくさん遊ばせてあげたいから結局仕事の復帰もかねて保育園に入所させるなんてこともあります。
まずはお子さんの成長を観察し、ママの産後の体を回復させて、パパの育休などもうまくつかいながら家庭に合わせた入所のタイミングを家族で考えましょう。
理想の保育園の選び方について
待機児童問題が深刻な現在は、入所できればこのさいどこでもいい!と思えるような状態になることもありますができることならちゃんと選びたいですよね。
情報収集
認可保育園や認可外保育施設など様々な施設がありますが、どのように選べばいいかわからないですよね。近所だから毎朝の通園が楽だと思って入所してみたら後々、ママやパパと先生の考え方が大きく違って信頼できないから転園させたい…なんてこともあります。
①自治体で相談する
保育園の管轄の部署の方に
・通園できる範囲でいくつ保育園があるのか
・どのような保育園なのか
・認可保育園に入れる可能性はどれくらいあるのか
・どのような手当がつくのか
②ネットで口コミを検索する
保育園名などで検索すると口コミがでてくることもあります。
もちろん全ての口コミに信憑性があるわけではないので完全に信用しすぎてもいけませんが
迷っているときに参考にする程度ならいいですね。
実際に見てみる
やはり我が子の生活の一部になる訳なので、実際に見学するのは何よりも大切です!見学に行ってみるとただ情報収集していたときにはわからなかった保育園の雰囲気などを感じて とることができますよ。では、見学に行った際はどのようなことをチェックしたらいいでしょうか?
①その保育園の方針や保育方法を聞く
保育園と一言で言っても、その園の方針は様々です。
国で定められている保育指針は「乳幼児を健康・安全で安定感を持って活動できるように養護すると共に、その心身を健全に発達させるように教育すること」となっています。
大雑把に言うと、見守ること・教育することを指針としているんです。子供が健やかに成長できるように見守ることを第一に考えているのか子供の成長に合わせた教育に力を入れているのか?どんな方針なのかを知るのは、保育園選びに重要ですよね。
②見た目だけに囚われない
見学に行くと1番始めに目に入るのは、その外観であったり見た目ですよね。やっぱり子供を預けるなら綺麗な建物や遊具があるにこしたことはありませんが、それだけで決めるのはよくありません。
みための華やかさ以上に大事なのは安全対策です。例えば、園児が勝手に外や階段に行けないように施錠などはされていますか?歩き始めたばかりの子が怪我をしないように棚などの角は丸みを帯びていたりクッションがついていますか?子供たちがゴミを誤って食べないよう、掃除は行き届いていますか?
ご家庭でもお子さんがいる場合は、お子さんが怪我などをしないように対策しますよね。保育園ではたくさんの子供達がいることからも家庭よりも厳重な対策が必要になります。どのような安全対策がされているのか確認しましょう。
③子供達の様子をみる
1番参考になるのは実際にその園で過ごしている子供達の様子です。
・子供達の遊び方、表情
・喧嘩やいけないことをしている子達への保育士さんの注意の仕方
などはとくに参考になりますね。
そこにいる子達と同じように我が子も保育されるわけですから、自分の子ならどんな風に遊ぶかな?などと想像しながら見てみてもいいですね。
④保育士さんをみよう
ママやパパからみて、その園にいる保育士さんはどのような印象をうけますか?今後我が子のお世話をしてくれるかもしれない方達です。信用できる人かしっかりとみておきたいですよね。
また、保育士さんの入れ替わりが激しい保育園はなんらかのトラブルを抱えている可能性があります。直近1年間での先生の入れ替わり状態など確認しておくと参考になりますよ。
⑤園と保護者との連絡方法を知ろう
保育園と保護者との関わり方は長く通園する上で大切です。お子さんが怪我をしたり、熱を出したり、トラブルがあったときはどのような方法で連絡してくれるのでしょうか?
多くの場合は連絡帳や口頭です。特に連絡帳でのやり取りを重要視している保育士なら実際の連絡帳をみせてもらえると参考になりますね。
まとめ
保育園に通えるはいつからなのかを中心にいろいろとご紹介しましたがいかがでしたか?
私は現在保育園を利用していませんが私の周りでは共働き家庭も多く保育園を利用している家庭はとても多いです。
大変だと聞くのは
・入所に関すること
・熱や怪我などで頻繁に呼び出されること
の2点ですね。
私が住んでいる地域は都心ではないですしどちらかというと田舎のほうなので待機児童問題とは無縁だと思っていたんですが、やっぱり第一希望の保育園に通わせる為にはいろいろと工夫が必要なようでやはり1歳になってからの入所は待機児童になってしまうこともあり0歳のうちから入所させる方もチラホラいました。
0歳から入所させるということは、妊娠中に保育園の情報収集をしたり保育園に見学に行っている人もいます。現在妊娠中で保育園の利用を考えている方は、お子さんが産まれてからだとなかなかしっかりと情報収集できないので、是非早い段階からいろいろと準備してみてください。
そして、お子さんが産まれている状態で保育園を探している方はママ、パパ2人で協力して家庭にあう保育園探しをしてみてくださいね。