収入増、支出増をうたった
アベノミクスですが、
実際にどうかというと、
収入は増えず、支出が増えた
という実感ではないでしょうか。
働き方改革の方は、
じわじわと浸透してきており、
残業時間が減って、収入が減ってしまった
という方も多いでしょう。
30~40代は、
子育てをしている世帯が多く、
収入が減って(または増えない)いるのに、
支出が増えていくとなると、
死活問題です。
さらに、子供が大きくなるにつれて、
マイホームの購入を考えると、
ますます、やりくりは大変になってきます。
収入が増えないのに、
支出が増えていくとなると、
他に増やす方法を考えるか、
余計な支出を減らすしかありません。
新生銀行が行った、
「2018年サラリーマンのお小遣い調査概要」※
(以下、新生銀行の調査)によると、
家計を主婦が預かるケースは、
3家庭のうち2家庭となっており、
全体的には減少傾向にあるとはいえ、
妻が家計を預かり
運用している家庭が過半数を占めています。
妻目線で行くと、
最初に気になるのは
夫の小遣いではないでしょうか。
渡しすぎているのなら
減らしたいですよね。
新生銀行の調査※でわかる、
30代、40代男性サラリーマンのお小遣い平均額は
以下の通りでした。
表1:30代、40代男性サラリーマンの小遣い(月額)
年代 | 30代 | 40代 |
平均 | 36,416円 | 37,073円 |
だいたい月額36,000円でした。
この数字を見てどう感じましたか?
多いと感じたか、
少ないと感じたか、様々だと思います。
ご自身の家庭での夫のお小遣いと比べて
多かったにしろ、少なかったにしろ、
最低限に必要な額を調べることで、
夫の小遣いを最適化してみましょう。
旦那の小遣いを最小限にしたい!いくらまでなら下げられる!?
世間の夫のお小遣いが、
何に使われているのか調べてみましょう。
新生銀行の調査※で、
必要不可欠な、お小遣いの使い道がわかります。
表2:男性サラリーマンの必要不可欠な使い道と必要額(月額)
(20代~50代の男性サラリーマン平均)
項目 | 必要額(円) |
昼食代 | 10,383 |
携帯電話代 | 7,211 |
嗜好品代 | 8,993 |
飲み代 | 13,037 |
趣味の費用 | 12,246 |
車関係・ガソリン代 | 8,576 |
身だしなみの為の費用 | 3,678 |
雑誌・書籍代 | 3,414 |
パソコン関連・通信量 | 4,887 |
遊興費 | 14,263 |
1万円を超える項目を黄色、
気になる項目をピンクで示しました。
ポイント1:昼食代
昼食代の平均は、570円となっています。
手作り弁当と、水筒持参で、
必要額を3分の1位まで減らせる可能性があります。
ポイント2:携帯電話代
格安スマホに切り替えることで、
月額3,000円程度まで抑えることができます。
ポイント3:趣味の費用
息抜きは大切です。
こちらは、あまり削らない方がいいかもしれません。
ポイント4:遊興費
趣味の費用とは別の遊興費とは、
何に使っているのか気になります。
既婚男性の場合、
趣味の集まりや飲み会以外は
家族と過ごすパターンが多いはずです。
これが家族との遊興費であれば、
奥様が管理することで、
お小遣いを減らすことができます。
夫のお小遣いは、
現状から最大で3割カットできる可能性があります。
焦りは禁物です。
慎重に説得の方法を準備していきましょう。
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いきなり強硬手段に出るのは
おすすめできません。
必ず夫から猛反発されるでしょう。
逆に言いくるめられないためには、
お小遣いをなぜ減らす必要があるのか、
減らしてもやりくりできるという根拠を
明確に示しましょう。
ポイント①家計簿を見せる。
家計簿を見せて、
収支を把握させましょう。
ポイント②家を買いたいなら、買うために貯める額を明確にする。
いくらくらいの家を買うのか、
そのためには何年後までに
いくら貯めないといけないのか
説明しましょう。
ポイント③他の項目も無駄な支出を減らすことを示す。
夫の小遣いだけ減らして、
あとはそのままでは、
夫も納得いきません。
家計の無駄な支出を把握し、
コストカットの努力をしていることを
明確に示しましょう。
さあ、鉄壁のディフェンスと、効果的なアタックで
夫の説得に臨みましょう!
まとめ
いつも頑張ってくれている夫だから、
できたらお小遣いは
好きに使わせてあげたいものです。
でも、よっぽどのハイクラスでない限り、
子育て世代では、
なかなか勝手にさせておくことは
できません。
奥様も、
くれぐれも自分だけは得しよう
ではなくて、
夫も納得し、目標達成できるような、
夫のお小遣い調整作戦に
望んでいてはいかがでしょうか。
- 30代、40代の男性サラリーマンのお小遣いは36,000円ほど。
- お小遣いは最大3割カットできる。
- お小遣いカットの交渉には、明確な根拠を持ってのぞもう。
※引用文献:
「男性会社員のお小遣いは過去3年続いた37,000円台から39,836円に上昇ー「2018年サラリーマンのお小遣い調査」結果について(平成30年6月28日)