赤ちゃんが徐々に成長していく中で、
やってくるのが人見知りの時期。
ちょっと前まで誰にでもニコニコしていた
のに、近所の人だけでなく、おじいちゃんや
おばあちゃんを見ても泣き出す始末…。
困ってしまうお母さんも多いはず。
中には、赤ちゃんの人見知りは親に
原因がある！なんて決めつける人も
いますが、それは早計です。
実は、赤ちゃんが人見知りをするのは
賢い証拠という説もあるんですよ。
そこで今回は、赤ちゃんの
人見知りについて紹介していきます。
人見知りの豆知識！赤ちゃんの人見知りが始まる次期はいつから！？
赤ちゃんの人見知りは、生後6ヶ月
ごろから始まるといわれています。
ではなぜ、その時期に人見知りを
しやすくなるのでしょうか？
それには、
赤ちゃんの自我が関係しています。
大体生後2ヶ月を過ぎたころから、
赤ちゃんの自我が芽生えてきます。
この時点で赤ちゃんが抱く自我とは、
「認識できるようになる」というもの。
例えば手を振る動作。無意識の身体の反応
ではなく、「自分が手を動かしている」と
認識出来るようになるのです。
赤ちゃんの自我は日々発達していきます。
そして生後6ヶ月ごろから、色んな主張が
できるようになるんです。
「あれが食べたい」
「これが嫌」
など、具体的な訴えが強くなるんですね。
更に、そのころには周囲にいる人たちの
一体誰が誰なのか、区別もついてきます。
「あれがしたいこれがしたい」
「この人はお母さんじゃない」
こういった判断ができるようになることが、
人見知りのトリガーだと考えられています。
平均より早く、生後4ヶ月から
人見知りが始まる赤ちゃんもいて、
大体2歳ぐらいまで続きます。
その間、人見知りが長引いていると
悩むお母さんも多いです。
言い切ってしまいますが、人見知りの
期間が赤ちゃんの今後の成長過程に
悪影響を及ぼすことはありません。
「興味はあるけれど怖い」
これが、人見知り中の赤ちゃんが
持っている感情です。
大人にも「怖いけれど見てしまう」という
経験はありますよね。赤ちゃんも同じで、
興味はあるけど怖くて向き合えないという
気持ちから、泣いたり目を逸らしたりします。
脳には、恐怖を抑える前頭前野という
部分があります。赤ちゃんは、この
部分が未発達なので、まだ恐怖をうまく
コントロールできないんですね。
ところで、人見知りの激しい
赤ちゃんにはメリットもあります。
それは、人間観察が得意という点。
人見知りが激しい赤ちゃんは、目を合わせる
事が苦手です。ですがその分、目を合わせて
いなければ相手を見れるため、興味があれば
ずっと観察をしています。
巷では「人見知りをする子どもほど賢い」と
いいますが、洞察力と観察力がある点で
将来有望といえるでしょう。
ママ以外嫌！人見知りの赤ちゃんにパパがしてあげられること！
人見知りの赤ちゃんは、基本的にお母さん
以外と視線を合わせたくありません。
ですが、それは悪い事ではありません。
先程も紹介した通り、興味はあるけれど
怖いだけなんです。
赤ちゃんは、お母さんがいないと何もでき
ません。その分お母さんは、四六時中
赤ちゃんのそばでお世話をしています。
一緒にいる時間が長いからお母さんには
怯えないだけで、実は赤ちゃんと関わる
時間が多ければ、人見知りはしないんです。
他に、赤ちゃんが人見知りする理由として、
「目を見られるのが嫌」というのがあります。
これも先程説明したように、前頭前野が
未発達なためです。怖いという感情を
うまく解消できないんですね。
なので、人見知りな赤ちゃんのパパがまず
すべきは、出来るだけ目を見つめないこと。
赤ちゃんが人見知りをしてしまうのは、
顔ではなく目が合わさるのが原因です。
可愛い我が子の目を見つめられないのは
残念ですが、そこはこらえてください。
そして最も大事なのは、赤ちゃんと
過ごす時間を多く取ること！
現に、単身赴任や多忙であまり
赤ちゃんと顔を合わせられないパパは、
人見知りをされやすいです。
我が子の人見知り解消には、まず
自分から歩み寄る事が大切ですよ。
まとめ
赤ちゃんの人見知りについて色々紹介
してきましたが、参考になりましたか？
人見知りには個人差がありますが、一種の
成長過程であることに間違いはありません。
人見知りが長く続いたからといって、
脳に異常があるとか、お母さんが内向的
だからとか、決めつけるのは早計です。
あまりにも気になるなら、専門医に
診断してもらうことをオススメします。
ですが、これも健やかに育つための試練
だということを忘れないで下さいね。
